中東への輸送、新規事業の立ち上げを経験して　 前田 恭佑

社員インタビュー
前田 恭佑
自動車カンパニー所属

 2018年新卒入社。サウジアラビアの工場で生産される合成樹脂製品の物流管理を担当。

2023年からはオンラインでのフォワーディングビジネス立ち上げ事業に関わる。

2024年より自動車輸送事業を担当。

Q 前田さんの今までのお仕事について教えてください

入社後一年間は、船積書類の確認や貨物の追跡、船積スペースの確保といった仕事をしていました。案件はサウジアラビアの合成樹脂を扱うもので、日々生産される合成樹脂を世界中に輸送するという仕事です。2年目からは営業担当として収益に関わる運賃更改の仕事が始まりました。

―――運賃更改とは具体的にどのようなお仕事なのでしょうか。

年に二回船会社と交渉を行い、半年間の運賃を決める仕入れの運賃交渉と、お客様に対して市況の説明と運賃のご案内を行います。運賃更改のタイミングでは、コンテナの市況だけでなく、世界経済の動向や原油価格、合成樹脂の市況から向こう半年間で出荷が増えそうな地域や逆に減りそうな地域を把握したうえで、船会社と交渉することで、最適な運賃とスペースの確保を行います。船会社との交渉は実際に船会社の本社(ドバイ、シンガポール、上海など)に行き、対面（コロナ禍においてはオンライン会議）で英語を用いて行っていました。船会社との交渉がある程度妥結したタイミングで、お客様に対して市況のご説明と運賃のご案内を行い、最終的な運賃を決定していきます。運賃更改は負荷も大きく大変ではありますが、利益を決める非常に重要かつやりがいの大きい仕事です。

―――大変だったことや、やりがいを感じたエピソードはありますか。

中東地域の案件でしたので、治安情勢に目を配る必要がありました。2019年のホルムズ海峡周辺での緊張やコロナ禍での対応も大変でした。特にコロナ禍においては、現地作業員の作業効率も落ち、船のスペースを確保するのに非常に苦労しました。何とか貨物を出荷しきるために、今まで取引のなかった現地の小規模な船会社を探してきて、新規で契約を結びました。結果として、出荷要請にきちんと応えることができただけでなく、当社の収益増加にもつなげることができたので、達成感を強く感じたことをよく覚えています。

Q チャレンジしたご経験について教えてください。

6年目からは新しくデジタルフォワーディング事業を立ち上げるという経験をしました。中小規模のメーカー様・商社様向けに最適な船会社をマッチングさせるという事業です。今までMCLOGIではホームページをつかってお客様側から依頼を受けるといったサービスに力を置いてこなかったので、自身にとっても、会社にとっても初めての経験となる仕事でした。

―――どのようなことからこのチャレンジを始められたのですか。

まずはMCLOGIの強み/弱みを洗い出すところからでした。MCLOGIにできて他社にできないことは何なのか、MCLOGIに求められていることは何なのか仮説を立てて、事業計画を策定しました。またそれに沿ったネット広告やプレスリリースを配信することで、いままで当社があまり力を入れてこなかったWEBマーケティングにも取り組みました。所属していた部署が一丸となってこのチャレンジを推進していたこともあり、に前向きに仕事に取り組むことができました。

Q 今後チャレンジしたいことについて教えてください

2024年度から自動車カンパニーに異動をしたので、まずはそこでの業務に励みたいと考えています。また、もっと物流の現場のことについて触れる機会があればと思っています。例えば自動車カンパニーでいえば、海外におけるモータープール事業や、新規の海外拠点立ち上げといった大きな仕事にも携わってみたいと考えています。

Q 前田さんの人柄について教えてください

―――休日の過ごし方や、ご趣味があれば教えてください。

休日はもっぱら動画サイトを見て過ごしたり、大学時代から続けているテニスをしたりして過ごしています。また、ワインが趣味で学生時代はワインの専門店でアルバイトをしていた経験から、MCLOGIワイン勉強会を立ち上げ、現在も定期的に開催しています。

―――ワイン勉強会はほんとに学ぶことが多くて楽しいです(笑)最近買った最も高いものとかも教えてもらっていいでしょうか。

ものではありませんが、新婚旅行で二週間イタリアに行ってきました。一生に一度しかない非常に良い経験になりました。

Q 就活生に向けたメッセージをお願いします

自分は、人がいいという点で三菱商事ロジスティクスを選びました。面接でも一番リラックスして受けることができ、とても印象が良かったです。入社後もそのイメージに変化はなく、何でも親切に教えてくれるいい人が多いと感じています。業務内容ももちろんですが、会社の雰囲気についてもみてみると就活がより良いものになると思います。